脚本:江本純子 演出:高橋洋人
河原寿郎、陽子夫婦は性格が正反対。年齢に合ったシックな生活を求める寿郎に対して、陽子は若さに執着し、食べ物もファッションも車もハデなものばかり好んでいる。
その上若い男性と浮気までしていた。
年齢を気にするふたりの心は学生服とセーラー服姿に見える。
遠くにいても読めてしまうほど強い陽子の心を読むたび、七瀬は彼女に引かれていく。心の中にあふれる欲望がとても清々しく思えるからだ。
しかし愛人に振られたことから陽子の心に焦りが見え始めた。
乱れた意識で、愛車の真っ赤なスポーツカーのスピードをあげた陽子は事故に遭ってしまう。
七瀬ははじめて人が死ぬときの精神を感応し、絶叫する。
河原寿郎(45歳)
陽子の夫。中年らしく生きたいと思っている。 |
陽子(38歳)
寿郎の妻。年下の修と恋愛中。 とても若々しい。 |
修(25歳)
陽子の恋人。
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