七話はオリジナルストーリー!前田司郎は七瀬をどう描くか!?

2012年3月1日(木)
七話は、小説家として三島由紀夫賞を受賞している前田司郎さんがオリジナルに挑戦しました(詳細はインタビューをお読みください)。
今回は、七瀬が読む心の状態が今までとちょっと違う感じなので、木南晴夏さんも最初は少し戸惑ったそう。
深迫康之ディレクターとじっくり相談して芝居に臨みました。
MBS 、期待の演出家・深迫康之さん!

深迫さんは、MBS のイケメンかつインテリ・ディレクター。堤組に初参加なのですが、キビキビと演出をされています。
「堤組特有のトークバックシステムはテレビの生放送のシステムに近いので、馴染みはあります。ただ、これ、高価なんですよね」と苦笑い。なるほど〜。この画期的システムがもっと安価になって浸透すると産業革命が起きそうですね!?
五話もそうでしたが、深迫さんの回は、どこか濃密。モノローグの奥に潜む感情が画面から滲み出てくるのです。
とくに七話は、本田博太郎さん演じる脚本家と鈴木一真さん演じる息子の奇妙な心情や関係性がねっとり描かれますよ。
本田さんと鈴木さんの演技も濃くてドキドキしちゃいます。
本田さんは老脚本家の知性と欲望が混じり合った狂気を見せてくださいました。
撮影の合間、本田さんが若くて未だ無名だった頃、蜷川幸雄さんに見出されて太地喜和子さんの相手役をつとめたお話を聞かせてくださったのですが、芝居に身を捧げるとはこういうことか、とその真摯な取り組みに感動しました。
そういう熱情が、今回の役からも激しく伝わってくるようです。
本田さんは85年のドラマ『時をかける少女』に出演していらっしゃいます。筒井康隆作品つながりがここにもありました。
鈴木さんの腕についたミサンガは、鈴木さん個人が役作りで用意したもの。ご注目くださいね。
オマケ!
家政婦目線でベース(監督たちがいる場所)をパシャリ。
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